モウマカの国際産直だよりNo4 2022.3.24
日本の友人の皆さんに質問です。今食べているはちみつがミャンマー産だとしたら、そのはちみつの産地を知っていますか?どんな養蜂家がどのようにしてはちみつを採っているのか知っていますか?原料のはちみつをどんなふうに加工しているか知っていますか?またどのように充填しているか知っていますか?たぶん誰も知らないと思います。 ほとんどの輸入業者・販売者が分からないか、明らかにしていないからです。 こういうこともあります。わが社はミャンマーから品質のいいはちみつを輸入していますが、日本で加工・充填しているから安全で安心です!と。ミャンマーは、いつまでも一次産品の輸出をやっていればいいということですか?確かにミャンマーは貧しくて、工場の設備も十分ではありません。でも、いい商品を輸出しようとみんな一生けん命頑張っています。 コロナ禍と内戦で私の友人のほとんどが失業しています。みんなで一緒に働いていきたいです!だから、本当に良いはちみつをみんなの手で生産・輸出することにこだわっていきたいのです。次回は、国際産直のはちみつはこうして作られます、をお送りします。

モウマカの国際産直だよりNo3 2022.3.22
なぜ、はちみつの国際産直なの? ミャンマーからたくさんはちみつが日本へ輸出されています。それなのになぜ国際産直で取り組むのか?そのことからお伝えします。私たちJMN KIZUNAが国際産直を進める目的は、日本の消費者との協力で、ミャンマーの持続可能な農業を進めていくこと(MyanmarSDGs)、特にミャンマーの農業の自立を進め、ミャンマーから貧困をなくしていくことです。そのために、農業生産者、加工業者、輸出入事業者、消費者のそれぞれが顔の見える関係を作っていきたいのです。そうすればそれぞれの抱えている問題点がはっきりして、一緒に解決していくことが可能だと考えています。それぞれの「顔の見える関係」から、それぞれの「笑顔の見える関係」にしていきたいのです。

モウマカの国際産直だより No2
私は毎週日曜日に、shwedagone pagodaで、清掃のボランティアをしています。 この日は、コロナなどで亡くなった友人たちの冥福を祈りしました。そして、日本の友人の皆さんの健康もお祈りしました。最後に国際産直の成功をお祈りしました。

モウマカの国際産直だより No1
初めまして!「JMN絆」の代表をしているモウマカと申します。 自己紹介をします。私は2007年に日本に留学しました。卒業後は日本企業に就 職し、主に輸出の業務を担当していました。2018年に帰国し、日本人向けのホ テルでマネージャーとして働いていました。日本に留学中もフェアトレードに 関心があり、「ACインターナショナル」の友人からいろいろ話を聞いていまし た。ミャンマーに帰国後はこうした仕事をしたいと思っていました。2019年か ら「ACインターナショナル」のミャンマーでの仕事を手伝うことになりました 。各地の農村に行ってみて、農民の人たちの貧しさにとてもショックを受けま した。ある村では井戸もなく、雨水を生活用水に使っていること、そのため多 くの子どもたちが下痢などで亡くなっていること。私はヤンゴン生まれで、ヤ ンゴン以外ほとんど地方、農村へ行ったことがありませんでした。マンゴー農 園の見学に農村に行ったのが生まれて初めての経験でした。自分の国の農業に ついてほんとに何も知らず恥ずかしかった

モオ マ カさんのマンゴー農園だよりNo.39
2021/12/28
日本の友人の皆さん。ごめんなさい。ドライマンゴーの日本への輸出はむつかしいです。農園と日本の友人とつないで何度もビデオ会議を行ってきましたが日本への輸出はできないと判断しました。マンゴーの加工工場と倉庫は無事で、ドライマンゴーも包装され保管されています。ただ、ヤンゴンまで輸送することができません。交通が遮断されていて無事にヤンゴンにつけるかわからないことと、ついても急な温度の変化でドライマンゴーが痛んでしまう可能性が高いです。それにまだ輸出許可証が出ていません。日本向けのコンテナは1月の終わりには空きがあるそうですが、本当に積めるかどうかもわかりません。 一生懸命みんなで作ったのに残念です。本当にすみません。 クラウドファンディングのリターンについては、日本のナチュラレッサの友人たちが皆さんに代わりの商品を送ることで対処してくれることになりました。

モオ マ カさんのマンゴー農園だよりNo.38
2021/10/20
支援してくださっている日本の友人の皆さん、本当にごめんなさい! ヤンゴンに戻ってからは、コロナで多くの友人がなくなり、9月からは内戦が始まり、家から出られませんでした。週1回食料の買い出しに出かける以外は、ずっと家にいました。電話とメールでいろいろ仕事の連絡をしましたが、全然動きがありません。 ドライマンゴーは1㎏の袋に脱酸素剤を入れて、シーラーをかけて冷蔵保管していますが、内戦のため倉庫に近づくことができません。工場の近くでは国軍と国民防衛隊との間で大規模な戦闘が続いています。近くの村が何か所か焼き打ちされています。村人は近くの森に避難しています。多くの友人が亡くなっています。製糖工場、マンゴー関係の施設は今のところ無事です。KONYOSAN-PROJECTのため確保した100エーカーの畑(註:約40ヘクタール≒40町歩)も村民が避難しているため作付けの見込みが立っていません。タイから取り寄せる予定の種芋も国境貿易が遮断され、幹線道路も寸断されているため、買い付けができません。ヤンゴンでは、毎日ドライマンゴーの輸出許可証の発行を要請していますが、7月発行の予定が3ケ月も遅れていま

2021/08/15
支援してくれている日本の皆さん、ごめんなさい!ずっと連絡ができませんでした。電波の状態が悪かったり、このところヤンゴンは停電続きだったり、私と愛犬GUGUの食料確保に毎日動き回ったりでした。 ヤンゴン市内はコロナの感染拡大が止まりません。ミャンマーではコロナの感染率が50%を超えていると外国のニュースが伝えていましたが、ヤンゴンはもっとひどい状況です。毎日友人・知人の死亡の知らせが入ってきて、悲しいです。 市民が身を守るのはマスクだけです。あとは感染しても命を守るために、解熱剤を買うために薬屋に並んだり、栄養をつけるために卵の買い出し出かけたりしています。肝心の酸素ボンベは供給不足ということで市民への販売は禁止になりました。みんな自分たちの命を守るために、命がけです!? 最近は物忘れが激しいので、現状をこれ以上詳しく伝えることができません!! それでもお金に余裕のある人は、毎日貧しい人に生活物資やお金を寄付しています。私も何か役に立つことをしたいのですが、毎日の生活を続けていくのに精一杯です。私に何ができるか、日本の友人と相談しているところです。
2021/07/24
ヤンゴンに戻って、3週間がたちました。感染の拡大が続いて、死者がどんどん増えています。ヤンゴンには4か所の火葬場がありますが、最近は毎日900ほどの遺体が運び込まれているそうです。火葬場だけでは処理できないので、ボランティアの人たちが火葬を手伝っているそうです。私の周りでも毎日友人が亡くなっています。おとといは友人の一人から、両親がコロナで亡くなったとの連絡がありました。昨日は、ドライマンゴーの輸出手続きをお願いしている会社の社長さんが亡くなりました。娘さんから連絡があり、仕事は引き継ぐので心配しないでと言ってくれました。 亡くなった人たちのために毎日お祈りをしています。マスクだけではもう防ぎようがないのです。貧しい人たちが多く住む地域では、マスクのない人が多いです。毎日の食べ物が足りないので、マスクを買うお金がないのです。そのマスクもどんどん値上がりしています。 市内に自発的に置かれた物々交換所がこうした人たちの生活を支えています。
2021/07/17
ヤンゴンに帰って2週間が過ぎてしまいました。これまで何回か電話で工場と打ち合わせをしました。詳しいことはわかりませんが、今年のドライマンゴーはもうすぐ終了です。記録的な長雨の影響で収穫が少なく、ソーラードライヤーもあまり使えず、最終的には200kgくらいしか生産できないだろうとのことです。 その代わり、マンゴーの乾燥葉を作ることにしました。これは漢方薬にも使われていて、糖尿病、高血圧に効果があるといわれています。また、肌の若返りにもいいといわれています。勉強不足なのでこれ以上詳しくは説明できません。 何とかもう一度現地の工場に行けたら詳しく報告します。 あ、忘れるところでした!KONYO-SAN PROJECTのほうの準備も進めています。 タイの日系企業にも協力してもらい、日本・タイ・ミャンマーの国際プロジェクトです。コロナの影響で、タイからの種イモの輸入がストップしています。 早く栽培して、ミャンマーのおなかのすいた子供たちにたくさん食べてもらえるようになったらいいなと思います。けれど、動きたくても動けません。
2021/07/08
7月5日に剃髪式を終えて、尼僧になって毎日お祈りをしています。剃髪して風邪をひいてしまったのかあまり体調がよくありません。 日本でもニュースになっていると思いますが、ヤンゴンはロックダウンのさ中で移動ができません。小学校も一斉休校に入りました。感染はどんどん広がっています。病院の治療体制などはないので、自分で自分を守るしかありません。いつ感染してもおかしくありません。みんな死と隣り合わせです。 ドライマンゴーのこと、KONYO-SAN PROJECTのことなど気になっていても、動くことができません。タイの日系企業の皆さんがKONYO-SAN PROJECTに協力を申し入れてくれていることはうれしいのですが、本当に動けないのです。 今はお祈りをするしかありません。一日中GUGUと一緒にお祈りをしています。

さらに表示する