モウマカの国際産直だより No1

From Myanmar 

初めまして!「JMN絆」の代表をしているモウマカと申します。

自己紹介をします。私は2007年に日本に留学しました。卒業後は日本企業に就職し、主に輸出の業務を担当していました。2018年に帰国し、日本人向けのホテルでマネージャーとして働いていました。日本に留学中もフェアトレードに関心があり、「ACインターナショナル」の友人からいろいろ話を聞いていました。ミャンマーに帰国後はこうした仕事をしたいと思っていました2019年から「ACインターナショナル」のミャンマーでの仕事を手伝うことになりました。各地の農村に行ってみて、農民の人たちの貧しさにとてもショックを受けました。ある村では井戸もなく、雨水を生活用水に使っていること、そのため多くの子どもたちが下痢などで亡くなっていること。私はヤンゴン生まれで、ヤンゴン以外ほとんど地方、農村へ行ったことがありませんでした。マンゴー農園の見学に農村に行ったのが生まれて初めての経験でした。自分の国の農業についてほんとに何も知らず恥ずかしかったです。このことがきっかけで、自分のこれからの生き方をいろいろ考えました。「ACインターナショナル」のサポートを受けて、2020年にミャンマーと日本を結ぶ国際産直の会社、「JMNKIZUNA絆」をヤンゴンに設立しました。最初の仕事は、ドライマンゴー作りの仕事でした。売り先を失ったマンゴー農園と、仕事のない農民とをドライマンゴー作りでつなげて、日本の消費者に安全でおいしいドライマンゴーを届けようという事業です。日本の皆さんからの支援で設置したソーラードライヤーでとてもおいしいドライマンゴーを作ることができました。しかし、コロナ禍と内戦のため輸出することができませんでした。今年のドライマンゴー作りをどうするかは、まだ決めていません。仲間が安心して働けるかどうかわからないからです。現在、私は安全で美味しい「純粋なつめ はちみつ」を日本へ輸出するために活動しています。ミャンマーの貴重な「なつめ はちみつ」を一番いい状態で日本の皆さんに届けようと頑張っています。

 

次回は、「なつめ はちみつ」の取り組みについて報告しますね。